痛恨

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「全機、攻撃態勢を取れ!ミサイルの安全装置を解除しろ!!」 帝国軍艦載機アルファ隊がゲイボルグに突進していく。彼らはゲイボルグのワープアウトの際に起きた時空震に巻き込まれて一度は四散したものの、何とか態勢を立て直してリベンジとばかりに追って来たのだった。 『隊長、燃料が残り僅かです。帰りの分を考えれば一撃離脱が限度かと・・・』 「馬鹿野郎!!燃料が切れたら友軍に拾ってもらえば良い!首都星系内で下らん心配をするな!!」 『り、了解!!』 僚機の心配を航空隊長が一喝し、 「・・・これ以上、あのバケモノの好きにはさせん。野郎共、刺し違えても奴を止めるぞ!全速!!」 「「「了解!!」」」 全航空隊に激を飛ばす。彼の気迫が部下達にも伝播しつつ、アルファ隊は更に加速を始めたのだった。 『敵艦まで300宇宙キロ!!』
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