痛恨

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「航空隊、加速を始めました!!敵艦への射点に入るコースを取りつつあります!!」 「よし、ホーウッドにミサイル攻撃の強化を依頼せよ」 宇宙艦隊指令部でシルバラードが命令する。 「了解しました」 「あ、それから・・・」 「はっ?」 言い澱むシルバラードにオペレータが訝しげな表情で問い直すと、 「うむ。ホーウッドには『あらゆる手段を講じられたし』と付け加えてくれ」 「・・・?わかりました」 首を捻りながらオペレータがシルバラードの命令を伝る間、ブルックスが驚きの顔を彼に向けていた。 「長官、まさか・・・」 無言で頷くシルバラード 「危険です!一歩間違えれば、殿下にも危害が及びます。それに友軍にも甚大な被害が!!」
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