痛恨

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「敵航空隊、本艦を射程に捉えました!距離、120宇宙キロ。なおも高速接近中!」 帝国軍航空隊はゲイボルグにどんどん迫り、完全にその射程に収めていた。 「よぉし、ヤツのどてっ腹に撃ち込んでやる!かなりの重装甲らしいからな。もっと肉迫するぞ。70宇宙キロまで接近するんだ!対空砲に気を付けろ!!」 「「「了解!!!」」」 一方、帝国軍航空隊長が部下達に檄を飛ばし、更に接近を試みる。その時、 「主砲、撃ち方始め!!」 レナードの号令一下、ゲイボルグの主砲が轟然と火を吹いた。 キュアァアー・・・ドォオオオン!!! 放たれた主砲弾は航空隊の目前で大輪の花火と化し、その破片と爆風が彼らに襲いかかる。 「怯むな!宇宙港の惨状を思い出せ!!刺し違えてもヤツを沈めるんだ!!!」 次々に襲いかかる主砲弾で編隊の3割が一気に撃墜されたが、隊長機以下、決死の突入を敢行する彼らの突進は止まらなかった。
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