痛恨

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『敵艦まで70宇宙キロ!隊長、攻撃命令をお願いします!!』 「まだだ!ヤツを見ろ。あれだけの攻撃を喰らっておきながら舵中央のまま進んでいやがる。・・・この距離では効かない!もっと近づくんだ!!」 帝国軍航空隊は当初攻撃予定の70宇宙キロまで接近したものの、ミサイルサイトからの攻撃が全く効いていない事がわかると、隊長は瞬時に接近を試みるよう判断した。無論、それは対空砲火の中に突っ込む自殺行為のようなものだ。 『『『了解!!』』』 「すまんな・・・よし、更に加速しつつ敵艦に肉迫してのミサイル攻撃だ!」 ゴォオアッ!!! 隊長の意を汲んだ部下達は何の迷いも無く彼に従った。更に加速した航空隊はゲイボルグ目がけてまっしぐらに突進して行く。 「艦長!敵機、更に加速!!距離、50宇宙キロ!!」 「本気で刺し違えるつもりだな。敵ながら称賛に値する連中だ・・・だが」 レナードの眼光が鋭く光る。そして、 「対空ミサイル発射ぁあ!!」 気迫を込めて命令した。
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