痛恨

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「被害報告!!」 ゲイボルグは激しい集中砲火を受け続け、 「右舷対空システム損傷!火力は半減しております!!」 「サブレーダー大破!!」 「第3、第4右舷主砲、電路に異常が発生し使用不能!!」 次々に被害状況が報告される。だが、 「機関異常無し!!」 「装甲板に大きな歪みが生じました!ですが、破られてはおりません!!」 「戦闘行動に支障なし!!」 「了解した。応急修理を急げ」 部下達の報告に誇らしげに頷くレナード。 「艦長、本艦は健在とは言っても損傷個所があります。敵艦隊との距離も近付いておりますので・・・」 「わかっている。副長、前方の駆逐艦隊を蹴散らし、ワープ航法に入るぞ」 「はっ!主砲は前方駆逐艦隊に指向。砲撃を以って撃破した後にワープ航法でダルキュア星系を脱出する!!」 副官が復唱した。
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