痛恨

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「ワープエンジン始動!エネルギー充填開始!!」 「了解。ワープエンジン始動!」 「通常動力航行からのワープだ。切換時のシンクロを慎重にな」 「はっ!!」 ゲイボルグがワープの準備を始めた。帝国軍にヘンケルス少将の艦隊に追われている状況の中、一旦停船してワープ準備という訳にはいかない。通常動力で航行しながらのワープを敢行しようとしていた。 「敵戦艦、高エネルギー反応!ワープ航法の可能性有り!!」 「何ぃ!もっと砲撃を集中させろ!!絶対に逃がすな!!」 ヘンケルスが吠える。麾下の艦隊は砲撃を続け、次々に命中弾を出してはいるものの、ゲイボルグの厚い装甲に阻まれて被害を与える事はなかなか出来なかった。 「エネルギー充填70%!!」 「よし!動力を通常エンジンからワープエンジンに切り替えろ!!」 ゲイボルグではレナードが指示を続ける。
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