レナード

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「「「レナード??」」」 ゲイボルグからの通信を傍受したホーウッドとシルバラードがレナードの名を聞いて驚きの声を上げる。 「よりによってレナードか・・・」 「軍務尚書閣下、あの男が出てくるとは意外です・・・」 帝都防衛本部長がホーウッドに追従する。 「何故だ!?何故、あの男が・・・」 「長官・・・」 シルバラードが呟き、ブルックスが彼を見る。 「長官!ヘンケルス少将の艦隊が砲撃を止め、敵艦の追尾に移ります!既に旗艦ダリアン以下、麾下の戦艦はスペック以上の速度を出しております!!」 「長官、機関が暴走するのを承知で彼は追尾しております」 ブルックスの補足にシルバラードは頷き、ふうっと溜息ををつついてから口を開いた。 「だが・・・もう遅い。時間が無い」
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