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追う立場のゲイボルグは遂にワープイン目前まで迫っていた。
「民間船まで7宇宙キロ!!」
「了解。機関長、今の速度は!?」
「航海長、現在の速度82!予定進入速度に到達しました!!」
「了解!!ワープエンジンはどうだ!?」
「オールグリーン!問題ありません!!」
航海長と機関長の小気味よいやり取りをレナードは満足そうな顔で見ていた。一方、
「敵艦接近まで6宇宙キロ!!」
「よし・・・!ニック、前進全速!方位はそのままだ!!」
「了解!エンジン全開。前進全速!!」
ゴワァアッ!!
モーニングスター号が加速し始めた。ゲイボルグのワープインギリギリのタイミングでそれをかわす為の下準備だ。
「民間船、加速!!」
「ふん。予想通りだが・・・無駄だ」
レナードは1人ほくそ笑む。
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