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「くっ・・・ダメか?何とか逃げ切れるか!?」
ニックが顔をゆがませながらモニターを睨む。ゲイボルグの位置は目と鼻の先だ。
「・・・9,8,7,6,5,4,3,2,1,ワープ!!」
「ワープ!!!」
ブオォオアッ・・・カッ!!
ゲイボルグの周囲が更に強く青白く発光して程無く、大きな閃光が発せられた。
「敵艦、ワープイン!!」
「辺りを確認せよ!民間船は無事か!?それと、レーダーサイトにヤツが逃げ去った方向をトレースさせるんだ!急げ!!」
シルバラードが声を大にして命令し、
「むっ!!」
さすがのアレクもワープインの瞬間にガタッと椅子を蹴る様に立ち上がる。
「どうだ・・・?」
皆の視線がゲイボルグのいた宙域へ更に集中した。
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