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「大佐、反航戦をするには第3戦速では遅すぎます。それに、ただエネルギー圧を上げてどうするのですか?まさか・・」
ベッカーの問いにウィルが黙って頷く。
「危険です!どのタイミングで急加速するかはわかりませんが、包囲されてからでは遅すぎます!ここは反航戦で・・・」
「副長、復唱はどうした?全艦第3戦速。機関エネルギー圧一杯だ」
「・・・わかりました。全艦第3戦速。機関エネルギー圧一杯!」
「なぁ、オイゲン。ウィル大佐は一体、何をするつもりだ?」
「そんな事俺にわかる訳ないだろ?ただ、大佐の顔は自信満々だぜ」
航海長のヴィーザル中佐と砲術長のオイゲン中佐がコソコソと話している。
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