4691人が本棚に入れています
本棚に追加
一方、連邦軍・・・
彼らが帝国軍を発見した事は偶然の賜物だった。彼らが航行していた宙域に発生した磁気障害がたまたま彼らのレーダーを増幅させる働きをし、通常では探知出来ない距離にいたウィル達を発見出来たのだ。
「ふふふ、運も実力のうちよ」
ヒゲ面の男がほくそえむ。彼がこの艦隊の司令官のようだ。
「友軍と連絡は取れたか?」
「クラーセン少将閣下、友軍1個艦隊は帝国軍の後方に回り込んだとの事です」
ヒゲ面の男・・・クラーセン少将の問いに傍らの男が返す。彼の副官のようだ。
「よし、これで連中の退路は無くなったという訳だな」
最初のコメントを投稿しよう!