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「砲戦距離まであと30宇宙キロ!」
「25宇宙キロ!」
「閣下、そろそろ・・・」
「うむ・・・」
クラーセンが副官の促しに静かに答える。
「20宇宙キロです!!」
「よぉし、全艦隊、凹型陣に展開せよ!」
クラーセンの指示により、連邦軍艦隊はそれまでの密集体制から花が咲いたかのように大きく広がり始めた。
「展開完了と同時に攻撃するぞ。全艦、砲雷撃戦用意!!」
勝利を確信したクラーセンが叫ぶ。
・・・ところが!
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