4691人が本棚に入れています
本棚に追加
「おいおい、関心している場合か?とりあえず2個艦隊は壊滅させたが、後方に回りこんでいた艦隊もいるんだぞ」
「そうでした。オペレータ!敵艦隊の様子はどうだ?」
「はっ、始めに対峙した2個艦隊はほぼ壊滅状態です。後方に回り込んだ艦隊はそれを救出すべく急進しているようです」
「そうか。それでは合流しようとしている艦隊に一撃加えてからこの宙域を離脱しようか。深追いはするなよ」
「了解しました。全艦、全速!!」
結局、この遭遇戦により、連邦軍艦隊3個艦隊のうち、クラーセン率いる艦隊の8割とウィル達の後方に回り込んだ艦隊の4割が戦闘不能に陥り、クラーセン少将は戦死。対する第38宇宙艦隊は駆逐艦2隻が大破したが、その他1隻の落伍艦を出さず、帝都に帰還することが出来たのだった。
最初のコメントを投稿しよう!