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「こりゃ、人を年寄り呼ばわりするではない・・・といってもワシも今年で67歳。軍人としての脂もそろそろ切れかかってきておる。第3艦隊は貴官のような若くて優秀な者に引き継いでもらいたいと思っておるがの」
「そんな・・・小官のような若輩者には主力艦隊の指揮どころか、遊撃艦隊ですら過分と思っております。」
ウィルが苦笑しながら応える。
「うんうん、その謙虚さは良いが、貴官はもっと自分を評価すべきじゃな。まぁ、立ち話も何だし、そろそろ行こうか。元帥閣下も首を長くしてお待ちだで」
「「はっ」」
そう言って振り返るラインツにウィルとベッカーが敬礼し、彼の後に付いて行った。
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