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「隊長。」
「ロンか。どうした。」
ラルクは、振り返って言った。
「いえ、大したことではないんですが…あなたとリョウが話しているのが見えたものですから…。」
「そんなに心配か?」
「え?」
「リョウのことが、そんなに心配か?」
「ええ。」
「案ずるな。彼女は強い。」
「わかってます。だから、尚更心配なんです。」
「強い、だからこそ脆いか…。」
「ええ。」
「確かに、彼女はこのままでは奈落の底に沈んでしまうかもしれんな。」
「俺に、何か出来る事はないでしょうか。」
「今は、見守ってやれ。」
「でも‼」
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