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「えっ!?ハザヴェルが?すぐ行くよ!」
リザクは立ち上がり、マリの後を追ってハザヴェルが寝てる所まで急いだ。
「ゴホッ ゴホッ」
ハザヴェルは苦しそうに咳ごみ、横たわって寝ている。
リザクはハザヴェルの額に手を当てた。
酷い熱だ…リザクの手が冷たかったのだろう、ハザヴェルは薄く目を開けた。
「大丈夫かい?ハザヴェル」
「リザ兄ィ…熱い…」
「待ってて、薬を買ってくる。」
そう言ってリザクは自分の分のリンゴのカケラをハザヴェルに食べさせてあげ、街に向かった。
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