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スったお金を握りしめて、街の外れにある薬局へ向かった。
《カラン カラン》
「いらっしゃい。何を買うんだい?」
薬局のおじさんが優しく笑いかけてきた。
「弟が熱が出たんだ。解熱剤をください。」
「解熱剤か…その子はいくつだい?」
「4歳…」
「じゃああまりキツイのは駄目だな…これなら大丈夫だろう。」
おじさんは小さな小瓶を出してきた。
「あと何か栄養のあるものちょうだい。」
「ここは薬屋だよ?市場に買いに行きなさい。ところで僕はお金はあるのかい?」
「あるよ。いくら?」
「500シウォンだ。」
「高いね…ハイ。」
「まいどあり。」
お金を渡して薬を受け取ろうとした瞬間…
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