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「ハァ ハァ ハァ」
あの後市場で果物と水を少し買い、皆の待つ廃屋へ戻った。
「ただいま…ハザヴェルは大丈夫?」
「リザ兄ちゃん!ハザヴェルが!凄い熱なんだよ!」
リザクの帰りを知った子ども達はマリに知らせに行ったり、リザクの手を引っ張って「早く早く」と急かした。
皆も仲間の命を何より大切に思っている。
「リザ兄ちゃん!ハザヴェルが…!凄く苦しそうだよぉ…」
マリが泣きながらすがりついてきた。
「大丈夫。薬を買って来たから…マリはハザヴェルの手を繋いであげてて?」
そう言うとリザクはハザヴェルを抱き起こした。
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