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「ハァ ハァ ハァ ハァ」
「ハァ ハァ もう大丈夫だろ。」
リザク達は少しずつ速度を落とし、路地へそれた。
「やったなウォルビー。」
肩で息をしながらリザクがウォルビーに言った。
「ああ!上手くいったな!」
「半分持つよ。早く帰ってみんなに分けよう。」
「ありがとー。」
ウォルビーが抱えたパンを半分受け取り、路地を進んだ。
《ザワ ザワ ザワ ザワ》
途中、路地から大通りが見えた時、なにやら人だかりが出来ていることに気付いた。
「見てリジィ。なんか人だかりが出来てるよ。」
「なんだろね。見に行ってみる?」
「うん。行ってみようよ!」
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