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――が、
「ちょっと待った!!」
先程の展開を思い出した綾芽によって手首を掴まれ、阻止されてしまった。
「?…綾芽さん?」
何故止める?とでも言いたげな表情で綾芽の顔をみると。
「なんで?って顔ね。さっきの繰り返しになるから止めたのよ。」
「さっきって、なんの事?」
彼のこの言葉に一瞬驚いた表情を見せたが、次の瞬間呆れた様な表情へと変わり、掴んだままだった手首を放した。
「いいえ…なんでも無いわ。早く学校の仕度をしなさいよ?」
綾芽はそう言うと遼の部屋から出て行った。
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