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はじめに。
幾千と(数えれないほど)ある小説のなかでこの小説を選び、ここまでページを開いていただいたことに、深く感謝します。
そして、そんな気持ちの中、あまり言いたくはないのですが、私からここに載せられる(、ている)文章について、はっきり言いたいと思います。
心理学は確実性、正確性に欠けています。
なぜなら、実際に実験をして確かめたものでも、この小説を読む「あなた」が知りたいと思う、『あの人』、『その人』とは、まったくの別人であり、
ここに書かれた行動と同じことをしていても、「おなじ気持ちではない」と、結果とは違うことというのは、よくあることだからです。
できれば、自分に置き換えて考えてみてください。
よくする行動と心理状態はすべて当てはまりますか?
完璧には当てはまらないはずです。
ほとんどあてはまるとしても、いくつかは、「あれ?全然違う」と自分が嫌な結果に対して不満が生まれることは、珍しくありません。
もしあなたが、気になる人などに『あなたが昔からする、純粋な”ただのクセ”』から、本当のあなたとはまったく違う心理状態に行き着き、
勘違いされたらどうですか?
ましてや、避けられたりでもしたら?
そのことを踏まえたうえで、この小説を読んでもらえるのなら、私が言うことは何もありません。
内容と異なることに時間をとり、すいませんでした。
そして、この文を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
平成二十年 九月二十日
午後一時五十七分 駅のパソコン前より
ゆく
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