ここらで、自分について……。

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→丸まっている姿勢が落ち着く人の性格。 この人は、自分に自信を持てなく、よく寂しがる傾向が見られます。 膝を抱えるように体育座りをしていたり、 スペースはたくさんあるのに隅っこで縮(ちぢ)こまった姿勢をしていたり、 寝転がっていても手足は伸ばさず体をくの字に曲げているほうが落ち着くという人。 こうした人には、自分に自信がなく「どうしよう、どうしよう」と、不安感を抱えている人が多いようです。 体を丸める姿勢というのは、大切な内臓を守ろうとする動物の姿勢と同じです。また、胎児の姿勢とも同じで、大人になってからも母親のお腹の中にいる時のように精神が安定するものだと言われています。 丸まっていると落ち着くという人には、精神的に脆(もろ)い人が多いと言えるでしょう。 恋愛を例に挙げると、こうした人には自信のなさから過剰(多すぎるほど)に相手に依存(たよりに)する、寂しがる人が多いはずです。恋人とはスキンシップがないと不安を感じ、逆にいつも寄り添(そ)っていると安心するタイプなので、恋愛をし始めると生活のすべてが恋愛中心になってしまい、気持ちの浮き沈み(上下)が激しい感情型の傾向もあるかもしれません。 そして、物事を難しく見て、考え過ぎるネガティヴな傾向も……。 自分への自信の無さから、自分自身を「自分なんて、どうせ」と、卑下した卑屈な態度に出たり、人に嫉妬したり、ネガティヴ思考が強いことも、このタイプによく見受けられる傾向です。 恋愛をしていても、傷つきたくないという弱さから、つい物事を悪いほうへ悪いほうへと考えます。まるで、悪いことが起こった時に備え、耐性を身につけておくためのシュミレーションをしているかのようです。繊細な人も多く、小さなことに傷ついたり、同じく小さなことに喜びを見いだしたり、1人で忙しくしているタイプです。 また、このような人は考え事をしている時に、部屋の中央にいたり、オープンな姿勢をとったりするものではありません。すみのほうで外界をシャットアウト(周りと自分を全く別のものと考える。)したり、腕組みをしたりして、自分の中にひたるもの。そうしたことからも、体を丸めた姿勢が落ち着くという人は、物事を深く考え込んだり、空想や妄想のクセがある人も多いと言えるでしょう。
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