身近な心理学

ふとした"行動"が……？『無意識』

→２１０cm(2m10cm)～３６０cm(3m60cm)
同じ部屋にいても、別々に行動が出来る程度の距離です。
職場や学校などで、仕事上の話や、ちょっとした会話をするときの距離です。親しい間柄とは言えない、表面的な付き合いの距離と考えられます。

→１２０cm(1m20cm)～２１０cm(2m10cm)
　近いと言えば近いですが、体にふれるようなことはありません。これが社会的(職場や、学校での表面的)な付き合いの一番近い距離だと言われています。
　このぐらいの距離を保った状態で人を見下ろすと、「怖い！」と最も恐怖感を感じさせたり、「なんか、居づらい……」と最も威圧感がある、と感じさせることができると言われています。

→７５cm～１２０cm(1m20cm)の距離。
　この距離は、普通の友人同士が取る距離と言われ、お互いに手を伸ばせば相手の指先にさわれる距離が目安です。
　友達ならば入ることの出来る距離ですので、この距離にすら入れてもらえない人は、接し方などを少し考える必要があるかも知れません。

実はこの距離が、非常に微妙でもどかしい距離。
　近すぎることもないので、手を伸ばせば確かにそこにいる相手には届きます。
　しかしこの距離が示す関係ももどかしく、じれったいものです。
　恋人なのか、友人なのか。
　その境目の、微妙な関係を示す距離と言えます。
　逆に言えば、この距離まで許してくれたら『脈あり』ということ。今後の駆け引きが重要な距離とも言えるでしょう。