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本棚に追加悲しそうな表情で、そして赤色の瞳に涙を浮かべた少女の顔が映る。
私だけじゃない、お母さんも、お父さんも――お兄ちゃんの事を見て、凄いって褒めてた。」
綺麗な赤の瞳から大粒の涙をこぼし、彼女は涙交じりの声で――目の前の少年に言い聞かせるように言葉を発する。
そして彼の両手を包み込むように優しく握り、冷たくなった彼の手を温める様に、彼の心の絶望を吹き払う様に言葉を続けた。
「……だからね……自分自身でダメな奴だなんて思う必要は無いんだよ?」
じんわりと伝わる彼女の温かさが――
だが・・・・
「ありがとう・・リイナ。そんな嘘までついてくて・・」
「・・・え?」
「・・知らないのか、まぁそうだろうな…「待って!」…今までありがとう…そして
――さよなら・・・
一度、夢を諦め、何もかも諦め、全てを諦めた少年は――様々な人間と触れ合い、その傷を癒して行きます。
心と絆の物語。
どこにでもある様な陳腐で、そして優しい物語―――。

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