落ちこぼれ

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棗「でっ…できたぁ出来たよ!!夏紀ぃ見てぇぇ」 棗は、途中から自分でつくりはじめた魔武器を夏紀にみせた。だが 棗「!?!?」 「スースームニャムニャスー」 夏紀はすでに寝てた。 棗は、夏紀に近ずくと、 棗「おっきぃろぉぉぉ!!!」 「わぁぁ!!棗うるさい!!!もっと優しく起こせ馬鹿!!」 寝起きというのもあって、 夏紀は機嫌が悪かった。 棗「だって、夏紀に見せよぅと思ったら、夏紀寝てんだもん 」 「だからって普通に起こせよ…ふぁぁぁねみぃ…」 棗は、そんなのおかまいなしに夏紀に魔武器を見せた。 棗「ほらっ!ちゃんと出来てる でしょう」 棗は、ほんとにうれしそう言った。 夏紀は武器を手にとり、じっくり観察した。 「うぅん…もつところや剣の先までちゃんとバランスもとれているし、デザインもいぃ そしてなにより、剣が丈夫にできているから、いいと思うよ」 それを聞いたとたん棗は、ぱっと目を輝かせた。 棗「やったぁ、じゃぁ夏紀もねよぉ??」 「んっ!?もぉ授業おわるよ」 っといぃ。時計を指さした。午前中の授業が終わる、三分前だった。 それに、よく回りをみるとほとんど誰もいなかった。 棗「………えぇっっ!!」 「うるさい…教室に帰るよ」 夏紀はそおいうと立ち上がってさっさっと教室に向かった。 棗は、夏紀がいなくなった事に気がつくと、慌ててあとをおいかけていった。
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