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ドカッ
ゲシッ
もう夕日が沈む頃。
神社の境内裏で今日も繰り広げられる遊び。
俺らの他に誰もいないそこになり響くのは、暴力音と罵る声、そして小さなうめき声だけ…。
「…うっ…」
「あははは!男なのに泣いちゃって!なっさけねぇー!!」
「ほら!もっと抵抗しろって!つまんねぇだろ!?」
「…うぅ…くぅ…」
何を言っても、何をやっても言い返さない奴を見てると面白い。人間がただの人形のようで。
むしゃくしゃした気持ちがすっきりする。
だから俺は仲間と奴をいじめることにした。
そう…幼馴染みの奴を……
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