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ここかな?と、ヤナハラ君の声がしたので、うつ向いていた私は頭を上げた。
うわ!!
ヤナハラ君がロマンチックパレスに入ろうとしてる!!!
「な、何してんの!!?」
ヤナハラ君!そこはあなたにはふさわしくない所です!!
離れてぇ!!!
って、へ?
私の家が、ここだと思った?
は?
どういう事?
私の家がロマンチックパレスだと思ってたって事??
私はいつのまにか、ヤナハラ君につめよっていた。
ヤナハラ君は、驚いている。
違うの?と、純粋な眼差しを私に向けて。
・・・ホテルちゃんというあだ名を聞いていたらしい。
覚えてないけど、その時詳しく私も説明しなかったみたい。
だから、私の家がラブホテルだと、ずーっと勘違いしてたんですと!
私は、かるくショックをうけた。
勘違いされた事にも、ヤナハラ君がラブホテルを知っていた事にも。
「そんなわけないでしょ!!」
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