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数学という悪魔の処理をした後の休み時間周囲?いや、ある一方向にのみ張り巡らしていた注意を解放した。
さすがに朝比奈のヤツもこの時間の時だけは普通に話していた。もし俺とのことをバラすようなら絶交してやる。ただでさえコイツが許嫁だとか信じられないからな!!
時間のみが過ぎていき今は昼休み。勿論、今まで母さんが作っていた弁当がなく仕方がなくアイツの弁当を持っている。
「はい!陽様」
「なに?」
「お弁当です。お母様が時々作っていたと聞いていたので」
あのババァ、余計なことを吹き込みやがって。
「奏特性愛情たっぷり愛妻弁当です」
「ようはただの弁当だろ?まぁ、食うもんねぇし持って行ってやる」
「あ・い・さ・い、です!陽様」
とか言うクソ面倒なやり取りをして今俺の目の前にある。コイツの料理の腕は知っている。が、しかしだ。蓋開けて、ハートが出てきたらどうするか?決まってるね。ソッコーで蓋を閉めてカバンに突っ込んでやるさ。
そう思い、蓋を開けてやった。サヨナラ、俺の昼飯。
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