ダンス×大会≒ファーストコンタクト

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「あらあら、どうしたんですか~?」 「ちょっ!ギブですってマジで!!」 情けないな俺。こんなに身体が硬いなんて……。ってか、ちょっとは加減しやがれ。 「まだまだ、しっかり身体をほぐしましょ~♪」 「だから……、ギャ~~~~~~~!!」 また声を出してしまった。容赦ないなこの人。 「会長!死にますって、本当に」 ところが、『死』という言葉に対して急に俺の背中を押す手が止まった。あれ?どうしたんだ? 「死んじゃだめですよ~!」 少しばかり力のある声で言われたから驚いた。しかも、軽く涙目で……。やめてくれ、俺そんなの弱いから。 「例えばです、例えば」 「……ほんと?」 「はい、ほんとです」 いつの間にか桐生先輩は完全に泣いていた。俺悪者?でも、俺悪くないよな!?なっ!!
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