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季節は桜の花が咲き乱れ、少しばかりその花が散り始めた春。
そんな季節の中真新しい制服に袖を通し通学しているのが俺、鷹村陽だ。名前に若干だがインパクトがあるが極々普通の高校生だ。
「おはよう」
「はよ~」
なんて軽い挨拶をして通学路を歩いて行く。短時間の間で随分友達が出来た。中々優しいクラスメイト達、愉快な同級生。そんな平凡な仲間とゆっくり楽しく過ごせると思っていた。そう、アイツが来るまでは……。
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