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翌日の朝はスゴく晴れ渡っていた。朝はそれほど強くはないのだがこれほど清々しければ話は別だったりする。
「おはよう」
そう言ってきたのはクラスメイトの中山進だった。
「進?なんで今日こんなに騒がしいんだ?不愉快なんだが」
「あぁ、なんか例のアイドルが来たとかなんとかだったと思うぞ」
「そんなのあるわけ無いだろ」
この時まではそうだった。それは本当に起こってしまう。マジでついてるのかついてないのかわかんねぇ……。
教室に行くとクラス内はその話で持ちきりだった。実際、見た奴はいないのだが何故か男だけでなく女も騒いでいる。さすが、芸能人効果!
「おい、来たらしいぞ!」
この一声を皮切りにあらゆる人が教室を後にした。俺はいるよ、興味ないから。進は別ね。
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