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美弥「よし!!」
湊「何がよしなんだ?」
バックの中身をチェックしていると、
背後にいつの間にか湊兄が立っていた。
美弥「あはっ……なんでもないよ…あはは!!
そだ!もう行かないと~…薫ちゃんのとこに今日は泊まって来るからさ。」
やたら饒舌な美弥に違和感を覚えるも、
詮索する兄貴は妹から嫌われると
サークルの女の子に聞いてからは
美弥に聞く事を選ぶようになった。
湊「気をつけて行ってくるんだよ!」
こんな時でも
心配してくれる湊兄はやっぱり優しい。
騙すようなことしてごめんなさいと
心の中で謝り、
美弥は小さめのボストンバックを持ち、
「行ってきます!」
家を後にした。
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