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『あ~、まぢダルイ!!』
2008年2月21日 PM10:30…
バイトの帰り道。
店が暇だったため、1時間早くあがらされて機嫌が悪かった。
私の仕事は130人以上もキャストがいる大きな店のキャバ嬢。
順位は入店2ヶ月にして28位と良くも悪くもない微妙なキャバ嬢。
大学に行きながらだから、11時半という早い時間にあがるバイトの嬢だったから、暇で指名客の予定のない日は早あがりもしばしば…
タバコを吸いながら歩く。
『ねぇ~、今からドコ行くん??』
声をかけてきた男は明らかにホスト。
子犬っぽくて可愛い笑顔が印象的だった。
でも、ホストは嫌いじゃないけど、店に行くのは嫌い。
『今から帰るねん。』
そっけなく言った。
『え~、少し喋ろうよ!!店は朝方4時からやねんけど、早く起きちゃって暇やし…電車の時間まででもいいから!!』
捨てられた子犬みたいな目で見てくる…
なんか可哀相になって、
『電車の時間までやで。』
そう言って少しだけ喋ることにした。
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