願う物あらば叶える力産まれり

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久しぶりの我が家。家に入ると娘が出迎えてくれた。 「ぱぱぁ~」 てこてこと歩みよってくる娘。そうゆう場景が父親にとって一番の癒しになるかどうかはわからない。でも、僕は少なくともこの情況が癒される。「お帰りなさい」と出迎える妻。幸せな物だ。僕はこの二人のために頑張って仕事をしてきたのだ。その仕事を半年も休んでいる。それを伝える事も、今夢に向かって努力している事も伝えなければならなかった。 娘の誕生日パーティー。小さなケーキには4本のローソクが立てられている。電気を消して、定番のバースデーソングを合唱する。娘の笑顔は眩しかった。誕生日プレゼントを娘にあげる。中身は手袋。古風なプレゼントながらも娘はとても喜んでくれた。
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