努力はみのるのか

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努力はみのるのか

あれから一ヶ月たった。僕の修行は、並より早く進んで行き、魔術を一つずつ使う事はパーフェクトにできるようになった。あとは同時に発火系魔術の基礎と移動系魔術を同時に使う事ができるようになれば最終目標「月に行く」事ができるのだ。 なぜ発火系かと言うと、火を燃やす「酸素」に意味がある。つまり、発火系は炎を起こすために酸素を凝縮させ、発火させる事で火を出す。つまり、自分に酸素の層を作り出し、小さな酸素の塊になると言う事だ。 発火系魔術は最初にやる事だから、もちろん基礎だ。しかし、基礎は「発火系」である。つまり、火花をおこす事だけでも発火ではある。酸素を凝縮するのは、整形種の技術だ。つまり、二つと言えど、実際は、発火系、整形種、移動系の三つからできている。これは並の難易度ではなかった。 しかし、魔女さんが言った事はこれだけだった。 「自分で頑張って修得しなさい。そうじゃなきゃ意味がない。以前にも言った通り、魔法とは「思い」の力。アナタが願う目的が必要ならば必要なほど、思いは強くなる。」 との事。魔女さんはここに来て厳しかった。
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