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～服屋の前～
ｶｲﾝ｢後は魔導書だけだよな?｣
ﾈﾙ｢そうだよ!｣
ネルはニコニコしながらカインの質問に答えた｡
ｶｲﾝ｢何でそんなにニコニコしてるんだ?｣
店を出た辺りからニコニコしっぱなしのネルは端から見たら軽く頭のイッた人に見えるだろう｡
ﾈﾙ｢だってさぁ～魔法放つ直前までは回りの人達カインのこと馬鹿にしてたのに威力が分かった後の顔ときたら…｣
そう言うとネルは笑い始めた｡
ｶｲﾝ｢確かに見物だったな｡しかし見た目でその人を決め付けるなんてまだまだだな｡｣
ﾈﾙ｢そうね～ちゃんと見ていれば魔力の総量までは分からなくても自分より格上だって直ぐに分かるのにね｡｣
ネルの言う通り集中して人を見れば魔力がどれくらいあるのか分かるので先程のようなことにはならなかった筈だ｡
ｶｲﾝ｢そうだな…ん?ここだな｡｣
二人が話しているうちに魔導書の売っている店に着いたようで中に入っていった｡
～カイン達から少し離れた場所～
黒いスーツを着た人｢目標は魔導書の店に入った模様｡｣
謎の人物はカイン達を付けているようだ｡
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