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～帰り道～
帰る途中でネルが話し掛けてきた｡
ﾈﾙ｢ねえカイン､さっきの瞬間移動みたいなのなんだったの?私でも移動したの見えなかったし…｣
ネルは普通の人がどんなに早く動いても目で追うことができる｡
但しカインが本気で移動する場合は残像しか見えないが…
ｶｲﾝ｢ああ…あれか｡あれは俺のスタンドの能力だ｡｣
ﾈﾙ｢スタンド?｣
聞き慣れない言葉にネルは頭を傾げた｡
ｶｲﾝ｢超能力が形になったものだと思えばいい｡だが9秒しか止めてられないがな…｣
ﾈﾙ｢凄いじゃん!いつの間にそんなの覚えたの?｣
ｶｲﾝ｢この間名前を略するとジョジョになる人の奇妙な冒険って本を読んでな…｣
どうやら本を読んで覚えたようだ｡
ﾈﾙ｢ふ～ん…まあいいや!早く帰ろ!｣
ネルは荷物を持っていない方の手でカインと腕を組んだ｡
但し強制的にだが…
ｶｲﾝ｢そうだな｡｣
最早カインにとって腕を組まれるのはいつものことなので気にせずに歩いている｡
最初の頃は注意していたがいくら言っても止めないので諦めた｡
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