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~カインの部屋~
カインは買い物から帰りネルと別れて自室にいた。
只今夕食の準備中のようだ。
カイン「どうせネルのことだからここに食べに来るだろ。」
そう言いながらカインは二人分の夕食をてきぱきと作っていく。
ピンポーン
カイン「来たか。」
夕食を作りテーブルに並べ終わった所で部屋のチャイムが鳴った。
カインは客がネルだと分かっているので直ぐにドアを開けた。
ネル「やっほ~夕御飯を肖(アヤカ)りに来ました~」
カインがドアを開けるとネルが笑顔で手を振っていた。
カイン「今さっき出来たとこだ。入ってくれ。」
そう言いながらカインはネルをリビングに案内した。
ネル「わ~何か今日はいつもより豪華じゃない?」
カイン「明日から学園だからな…今日は多少豪華にした。」
多少と言ってはいるが目の前にある料理は三ツ星レストランで出されても疑わないようなほど豪華な食事だ。
ネル「じゃあ…」
カイン、ネル「いただきます。」
二人は手を合わせていただきますと言うと食べ始めた。
ネル「おいし~カイン!また料理の腕上がったんじゃない?」
カイン「そりゃ毎日作ってればな。それにこれくらいしか趣味と言えるものが無いからな。」
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