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カイン「これでいいんだろ?教室にいこう。」
レニ「そうだな……」
自分にも出来ないことを年下にあっさりとこなされてしまいプライドに傷を付けられたようだ。
二人は校舎に向かおうと30mほど門から離れた時その声は聞こえてきた。
???「カ~イ~ン~!!」
門の向こうの方から土煙が見え一人の女性がカインの名を叫びながら走ってきた。
まあ……ネルだ。
ネル「とうっ!」
ネルは門の10mほど前に来ると掛け声と共に門を飛び越えた。
着地すると再び走り出しカインの襟首を掴みながら喋り始めた。
ネル「カイン!浮気?浮気なの?私を飛ばした理由って私の制服姿を見て照れるのがイヤだったからじゃなくてこの人に会いたかったからなの!?」
カインをガクガクしながら問いつめている。
カイン「待てネル。」
ネル「あの夜のことは何だったの!?私って体だけの関係だったの!?」
有りもしないことを言い続けるネルにカインはというと…
カイン「神崎風塵流……飛竜の舞!」
カインの周りに風が吹いて砂が舞い上がった。
するとその砂が飛竜の形になりネルを襲った。
ネル「キャッ!…危ないじゃない!」
カイン「変なことを言うから悪い。第一この人は学園の教師だ。」
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