― prologue ―

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学長室の机に無数に積み重なる、未査閲の書類の中から手紙を見つけ、封を開き読み始めた。 そして、読み切った後、同封されている名簿に目を通す。 「ふむ、今回の留学で選出されたのはこの4名か」 1人1人の名簿に目を通す。 今回選出されたのは男性3名、女性1名。 リゼンマース魔法学校では、生徒の魔力ごとにクラス分けがされている。 アルファベットの早い順から魔力が高いという事らしいのだが、今回選出された4名はDクラス。 この年齢から考えると、魔力は高い方だと考えられる。 「ふむ、皆の成長のきっかけになればよいのぉ」 一通り目を通し、学長がそっと呟いた。
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