狩り

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「諸君! 我々は、なんとしてもこの作戦を成功させなければならない!」  男の声に、周囲がそうだそうだと同意した。 「時は満ちた! さあ、狩りを始めよう!」  男が声高らかに宣言する。周りの男たちが、グオオオオオと、湧く。  ――ただ一人を除いて。 「……悪いが、俺はパスだ」  一人の男が異議を唱えた。みなの視線が彼に集まる。 「考えたんだが……それほどの価値があるものなのだろうか。女子の下着というのは」
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