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「へぇ、ここがヤコの職場なんだ。」
昼休みに交わしたあの会話が発展に発展し……私は今、友人・籠原叶絵と共に魔界探偵事務所にいたりする。
「もぉ……約束よ?
ここにいるのは私が叶絵の買ってきた若菜のたこ焼きを食べ終えるまでの間。
食べ終わったら帰ってね、じゃないと……。」
「はいはい、私に会わせたくない人が帰ってくるって言うんでしょ?
ったく、『興味ない』みたいなことを言ってたヤコの方が先に作っちゃうんだもんねぇ。ぷぅ」
「な、だからそんな関係じゃないんだってば!
その方がズウェッタイ叶絵のためになるから!!」
「あはは、照れない・照れないw」
「だーかーらー!」
そんな押し問答をしていた中。
ガチャッ。
「先生、お帰りになられていらっしゃったのですね♪
……おや、そちらの方は学校のお友達ですか?」
私はこの時ほどネウロの助手顔に戦慄を覚えたことはない。
ギギギギと首を叶絵の方へ向ける……彼女はぱっちりとした目をさらに大きく開いて目の前の男へと視線を釘付けにしていた。
「っ、あ、ね、ネウロ、今日いつもより来るの早いね(汗々)」
「前日、先生が好きそうなナマ……生春巻きを見つけたので早く召し上がっていただきたくて♪」
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