ふらふらガールの来訪

5/8
前へ
/40ページ
次へ
翌日の土曜日、ネウロが彼女と約束したという時間帯に 私は見え辛い位置から改札口を張り込んでいた。 「ったく、なんで休みなのになんで」 「よぉ、桂木。そんなところで何をしているんだ?」 突然の声に驚き振り向くと、そこには情報犯罪課の刑事に見えない刑事さんがいた。 「ひ、緋口さん……っと、こっち来てください!」 慌てて彼の袖を引っ張り、彼らに見えにくいよう引き寄せる。 「わ、なんだよいきなり。」 「しー!私、今ネウロ達を尾行しているのですから静かにしていてください。」 「尾行?」 「訳は後で話しますから……あ、移動するみたいです。行きましょう!」 「え、あ、ちょっと……。」 こうして私達の尾行は始まった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加