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翌日の土曜日、ネウロが彼女と約束したという時間帯に
私は見え辛い位置から改札口を張り込んでいた。
「ったく、なんで休みなのになんで」
「よぉ、桂木。そんなところで何をしているんだ?」
突然の声に驚き振り向くと、そこには情報犯罪課の刑事に見えない刑事さんがいた。
「ひ、緋口さん……っと、こっち来てください!」
慌てて彼の袖を引っ張り、彼らに見えにくいよう引き寄せる。
「わ、なんだよいきなり。」
「しー!私、今ネウロ達を尾行しているのですから静かにしていてください。」
「尾行?」
「訳は後で話しますから……あ、移動するみたいです。行きましょう!」
「え、あ、ちょっと……。」
こうして私達の尾行は始まった。
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