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またランチタイムに散々なぎささんに問いつめられて
駅が同じで一緒に帰っただけなんです!
と何度も言ってようやく納得してもらい今日もお弁当をほおばる。
午後からはパソコンのシステムを習う予定だ。
すると昼食に出かけていた課長が
「杉浦いるか?」
と部屋に入るなり言ってきた。
し、心臓に悪いっ・・・!
「はい!います!」
悪いことをしていた訳でもないのになぜか背筋がピン張ってしまう。
「悪いんだが・・・午後から出かけるんだがちょっとつきあってくれ。
先方から急に女性ひとり連れてきてくれって言われてるんだ。」
えっと・・・取引先で??
何をするんだろう?
あたしでもできる事なのかなぁ?
そんな不安が顔に出てしまっていたようで
「ちょっと手伝ってもらうだけだ。有明とかは会社にいてもらった方がいいだろうからお前が適任だ。」
「えっと・・・。分かりました。」
要するにあたしでも出来る簡単な仕事らしい・・・。
「悪いな。じゃあ5分後会社の前で待っている。」
そう用件だけ伝えるとと秋山課長はすたすたと部屋の外へと出ていった。
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