未来の君へ

6/8
前へ
/41ページ
次へ
するとカムパネルラのお父さんはこう言った。 「実は……まだ名前を決めていないんだ」 「「えっ!?」」 ザネリと2人で目を丸くすると、今度はお母さんが 「ふふっ」と笑いながらこんなことを言い出した。 「実はね、2人で言っていたの。このこの名前はあなた達に決めてもらおう、って。それで今日ここへ来てもらったの」 「そんな、なんで……」 思いもよらないことに右往左往する僕とザネリ。 そんな僕達を見て、2人は優しく笑った。 「びっくりさせてしまったかい?君達は私達の息子の親友だからね」 「素敵な名前を付けてくれるだろうって、2人で話していたの」 2人はニコニコして僕達が決めるのを待っている。 さらに追い討ちをかけるように……。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加