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いつものように
何気無く両手で包む
だけど【それ】は
いつもとは違い
形を代えながら
サラサラと
指の隙間から流れ出す
止まることなく
流れ落ちる【それ】を
これ以上落ちないように
手に力を入れてみたけど
残ったものは
【それ】の残骸たち
失って初めて気付くんだ
【それ】の存在の大きさと
大切さと
こんなにも
愛(め)でる自分に
私はまた
同じ過ちを繰り返すだろう
そしてまた気付くんだ
自分を傷付けている事を
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