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「それで君は俺に天使退治をしろとでも??
そもそもそいつが天使だという証拠は??
ただの妖怪の類いじゃないのか??」
ゆうきは冷たく綾に答えた
「証拠はないけど限りなく天使達と似たオーラを感じたの…
もしかしてまだ私の力信じてないの!!??」
綾は霊のオーラを遠く離れた場所からでも電話線つまりパソコンなどを通して感じとることができる
「今の俺なら宇宙人の存在だって信じるさ
ただ確信がないとね
俺たちは霊体をどうこうすることができないから…」
ゆうきは綾を椅子に座らせ
コーヒーを作ってやった
「でも助けを求めてきた…
答えないわけにはいかないじゃん…」
「こういうのは俺じゃなく"ひより"とかに頼めばいい
喜んでその霊を捕らえにいくよ???」
「あの人達は天使ごときじゃ動かないよ
前試しに聞いたけど駄目だった」
綾はコーヒーをすすった
「ははっ試したんだ(笑)
まぁわざわざ足を運んでくれたんだ
…で助けを求めてきた子はいつが終日??」
「明日の5時頃」
「ちゃんと助言はした???」
「したよ。自分の考える1番安全な場所にいろって言ってやった」
ゆうきは少し考えて答えた
「明日の彼の本来の予定は???」
「特になにもないんだって…あっ!!」
ゆうきは頭を抱えて
やりやがったなこいつみたいな目で綾を睨んだ
「自分が思う安全な場所はたいてい自分の家だ!!
それに用事がない時人はたいてい自分の家にいるもんじゃないのか???
やつらは人の運命の間に爆弾を落としていく」
ゆうきはさらに続けた
「つまり家にいるという運命にそって死が襲いかかってくるんだよ!!!
このままだとそいつは死ぬぞ!!!」
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