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4月24日AM9:40
…あの女はピッタリとくっついてるかのように俺の側にいる
授業が終わって休み時間
誰ひとりこの女に突っ込むものはいない
やはり誰にも見えてないんだ
「けんじ、どうした?うかない顔して」
今喋りかけてきた奴は中学の頃からの友人で≪掘 なおき≫
「別にどうもしてないよ」
「まぁぶっちゃけお前の事なんかどうでもいんだよ♪
なんで今日安藤さん来てないかねぇ…」
「死んでくれ…
…ったくいつもお前は安藤さんの事ばっかだよなぁ」
安藤さんとは学年で結構美人で男子に人気絶大な子
ちゃっかりなおきも狙っているのだ
「安藤さんいないとか学校来る意味ねぇしメールしても返事くれないし」
「まぁ元気だせや」
今安藤さんもなおきもどうでもよかった
俺が気になるのはこの女だ…
ん…?あの噂なんだっけ…
天使とか死神とか…
もしかしてこの子は天使???
俺に幸運を届けにきてくれたのか??
でもなんで俺だ???
まてよ…死神だったら…?
でも俺は生きてるから死神はないか…?
「なぁなおきィ
お前天使だの死神だのの何か噂知らないか?お前そういうの好きじゃん」
「あぁ知ってる♪天使を見たら死ぬってやつだろ!?」
…死ぬ!?待て冗談じゃない
「死ぬって…死んだら噂にならないだろ?」
「なんか天使っぽいやつを見た人は3日後に死ぬってよ」
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