日常

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玲音「お前が強いのはよく分かった。対魔用の訓練は改善が必要らしい」 大きな手でキルトを撫でる キルト「せめて1分はもたせてよね」 肩をすくめ玲音の胸を叩く 玲音「どうだ?俺とやってみないか?」 生徒20人を負かせた力を体感したくなったのか 玲音は胸を弾ませた キルト「いーよ?」 そう言うと キルト「オールクリア」 指を鳴らした その瞬間、闇触手も雹婢もクリスタルドームも消えた キルト「さぁ、玲音真ん中に来て、もう一度ドームを張るから」 キルトに呼ばれ玲音は真ん中に行き剣を構えた キルト「イッツマジカル。クリスタルドーム」 キルトがもう一度指を鳴らせば再び瑠璃色に輝くドームが現れた 玲音「さぁ来い!一撃目は譲ってやる」 自信満々な玲音 キルトから仕掛けてくるよう呼び掛ける キルト「一撃で終わるかもよ、闇触手」 キルトの詠唱と共にあらゆる影がぐにぐにと動き出す やがて形を変え手のように玲音を捉えようと動き出す 玲音「よければいいんだろ?」 巧みに闇触手を交わしながら笑う キルト「自分の影も敵だよ?」 真下に出来ていた玲音の影が足首を捉えた 玲音「こうすればいいだろ?」 そう言って部屋の照明を剣で反射させた じゅうっ、と音がなって足をつかんでいた闇触手が消えていく キルト「弱点知られるの早いなぁ」 肩をくすめたキルト あくまでも影なのだ、影が無くなるほどの光を当ててしまえば消えて闇触手は意味をなさなくなる。
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