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使い魔は魔女に支える上級者から
魔力が少ない剣士やガンナー、盗賊に支える低級者がいる
キルトはどちらにも属していなかった
入学当初に魔力値を測定したところErrorと表示されたため
機械が故障したのだろうと
キルトの魔力値は未定なままだった
そのせいでキルトはどこにも属せなかったのだ
キルト「婢に捕まると厄介だよ、キシシ」
婢と呼ばれる低級者を呼び出している
本来なら使い魔ではなく魔法使いとして多くを学ぶべきであった
玲音「っち」
ついに雹婢に捕まった玲音
キルト「キルトの勝ちでいーよね」
そう言って首をかしげる
身動きが取れなくなった玲音は仕方なく模刀を落とした
キルト「オールクリア」
指を鳴らし全てを解除すると
ちょうどよくチャイムがなった
玲音「おい、がきんちょ。暇だったらいつでも遊びに来い。対魔の稽古を俺自身もしておく」
優しい手でまたキルトを撫でる
気持ちよくて思わず目を細める
先生「今日はありがとうございました、またの機会を楽しみにしてます」
先生が後ろから声をかけてきて
玲音はキルトから視線をあげた
玲音「いえ、こちらこそいい稽古になりました。またの機会に」
お互い握手を交わす
先生「さぁみんな学校戻るぞ」
そう言って歩き出した先生の後ろに続き歩き出す
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